通気性がよいリシン吹き付け

外壁塗装にはモルタルなどの下地を塗りますが、このモルタル下塗りで終わらせるということはありません。

なぜならば、モルタルの壁のひび割れから漏水してしまうからです。

ですから、モルタル下地の上には必ず仕上げの吹き付け工事が必要になり、この工法を湿式工法と言います。

リシン吹き付けとは、外壁塗装の吹き付け工事の方法の一種です。

リシンとは、砂壁の様な風合いでざらざらした質感の塗料で、艶はなく、表面には小さな粒の様な物が見えます。

土壁の様な雰囲気があるので、和風建築の建物に利用されることが多いです。

リシン吹き付けは合成樹脂系(アクリル系•シリコン系など)やセメント系の吹き付け剤が使用され、スプレーガンで吹き付ける方法と、塗った後にブラシで書き落とすリシン掻き落としと言う方法があります。

リシン吹き付けは、下地のクラック修繕にも利用できる弾性リシンというものもあり、ひび割れなどを考慮すると弾性リシンがお勧めです。

スプレーガンで吹き付けるリシン吹き付けは、表面が軽く凸凹しますので、職人の腕によって仕上がりも違ってきます。

リシン吹き付けのメリットは、中に石が入っているために塗料に隙間が多くでき、通気性がよくなります。

また、リシンは色を調合することができるので、好みの色を調合することができます。

その他、薄付けにするので、塗料の量があまり必要なく、経済的な吹き付け材となっています。

リシンは五年から七年程度と、耐久性はそこそこありますが、長期間の経過で劣化し、剥がれてきますので、塗り替え時に剥離費用がかかることもあるのでコストについてこだわりがある場合は、注意が必要です。

また、防水性があまりないので、吸水率が高めで苔が生えやすいと言うデメリットもあります。

リシンは専用の洗剤を用いて低圧洗浄で汚れをきれいにすることもできます。

自分でリシン吹き付けをする場合は、リシンの吹き付け圧は高粘土なので、圧が必要となるため、大体5MPaくらいがベストです。

リシン塗料がかなり飛散するので、周囲の養生や自分の服装に注意する必要があります。

リシンは吹き付ければ吹き付けるほど、密度が濃くなり、柄の雰囲気が変わりますので、自分の好みの量を吹き付けると良いでしょう。

リシンはトップコート材になっているので、仕上げはする必要がありません。

スプレーガンは塗料が固まらないうちに洗うのが鉄則で、リシンは水性塗料なので、水でがんがん洗うことができます。