高級感の出るスタッコ吹き付け

モルタルの下地の仕上げの施工には、リシン吹き付け以外にも幾つか方法があり、その一つにスタッコ吹き付けというのがあります。

スタッコ仕上げなどとも呼ばれます。

スタッコ吹き付けはセメント系、合成樹脂エマルション系、ケイ酸質系などの塗料で、リシン吹き付けと同様に昔からある塗装仕上げの方法であり、イメージ的にはリシン塗装の厚みのある仕上げと言った感じで、石材用の様なイメージでやや重厚感があります。

アメリカで採用されていた外壁塗装の方法であり、弾性のスタッコ塗料もあります。

スタッコ吹き付けは5ミリから10ミリくらいとかなり厚めに吹き付けをし、ローラやこてなどで表面に凸凹を付ける方法です。

スタッコ吹き付けの場合、吹き付けタイルの様な仕上げになりますが、スタッコの表面は吹き付けタイルと違ってざらざらしています。

スタッコ吹き付けの特徴といえば、リシン吹き付けと比べると、石造の建物の様な印象になるので、高級感や重厚感があります。

スタッコ吹き付けは厚めの吹き付けになるので、立体感が出るし、継ぎ目もしっかり失くすことができます。

スタッコ自体はざらざらとしていますが、仕上げで質感をチェンジさせることもできます。

リシン吹き付けと同様に、耐久性もよく、コストも掛からないと言うメリットがありますが、汚れがつきやすいので、見た目が汚らしくなってしまうと言うデメリットもあります。

スタッコ吹き付けの場合、窓枠の下などは雨だれなどで汚れやすく、汚れが気になる人は明るい色は避けた方がいいでしょう。

スタッコ吹き付けは一世を風靡した外壁塗装方法ともいわれ、かなり多くの建物がスタッコ吹き付けで施工されているのですが、このスタッコ吹き付けを再塗装するとなった場合、高圧洗浄の後に新たに下塗りから始めるところ、スタッコ吹き付けの外壁の場合、砂まじりなので凸凹しており、しっかり塗装ができないのです。

凸凹を失くすためには、微弾性フィーラーという塗料を下地に使用します。

ぷくぷくとした塗膜ができて、小さなクラックの表層化を防ぎます。

割れ幅の大きめのクラックについては工具を用いて修理していきます。

微弾性フィーラーは専用のローラを使用しますが、ゆっくりと転がす様にして塗っていきます。

スタッコ吹き付けの場合、汚れ防止のために、低汚染性に優れているセラタイトを塗ります。

上塗りの際には、凸凹の中にしっかり塗材を入れるために、毛足の長いローラを用います。